賞状を作る際に、まずやらなくてはいけない事は、原稿を作成する事です。原稿は、自分で考るだけではなく、他の人に依頼される事もあるでしょう。いずれにせよ、賞状に見合うように検証の作業を行います。
横書きの賞状の中でも、最も一般的な【A3】【枠有】を例にとって、基本的な配置から書き方の解説をしていきます。横書きの賞状は、基本的に用紙が縦向きとなります。賞状全体が美しく見えるように、常に中心を意識して賞状を作っていきます。
表題は賞状の顔ともいえる重要なパーツです。最も大きく、太い字で堂々と書きあげます。横書き賞状の場合は、必ず中心に合わせて書き、上下の余白も十分に取ります。
賞状を受け取る方の名前が入ります。中心線より少し右側から書きはじめ、主文の右端の1文字分手前で書き終わります。文字のは表題に次ぐ大きさで書きあげます。賞状により『殿』などの敬称が付く場合とつかない場合があります。
主文は、賞状の本文です。内容と全体のバランスを加味し、行数や改行に気を付けて書きます。文字の大きさは、受者名や贈者名よりも小さめになります。
主文と贈者名の間に入る日付は、基本的に賞状の贈呈日を書きます。文字の大きさは主文よりも小さくなります。
横書き賞状場合、贈者名は最も下部に入ります。会社や組織などの所属や、肩書が入る事が多く、全体のバランスを見てレイアウトを考える必要があります。また、落款の位置と大きさも考慮に入れる必要があります。
『優勝』『第1位』『最優秀賞』などが入る場合は、基本的に【表題】と【受者名】の間に大き目の字ではいる事が多いです。その他にもさまざまなパーツが入る事がありますが、全体のバランスを見ながらレイアウトを考える必要があります。しかし、基本的なパーツは上図の通りなので、その他のパーツは上図・上記を基本として、間に差し込まれていくと考えてください。