横書きの賞状の中でも、最も一般的な【A3】【枠有】を例にとって、基本的な配置から書き方の解説をしていきます。
賞状のパーツそれぞれの文字は、大きさが異なります。大きく見せるべき文字、小さく抑えるべき文字、メリハリをつける事で、賞状はより美しく見えます。また、余白の取り方も重要な要素です。賞状を美しく見せる為の、文字の大きさ、余白の寸法を説明します。
上図のパーツ名の横に掛れた①②③④⑤の数字は、文字の順位で、大きい順となっています。
大きさの順番は縦書き賞状と同じです。賞状の顔ともいえる表題が最も大きく、次いで受け取る人、贈る人の名前が来ます。この順位は、賞状の中の重要度とシンクロしています。
複雑な賞状のレイアウトであっても、この順位が崩れる事はありません。例えば、「受者名=贈者名」と言う事もありますが、大きさが逆転する事は無いので、大基本として認識しておきます。
受者名の上下の余白、日付の上下の余白は、縦書き賞状と同じく均等に取ります。
横書き賞状の大きな特徴は、天地の余白が大きく違ってくることです。天地の余白とも広めに余白を取りますが、地の余白は更にたっぷりと取ります。
見本の画像のように【大会名】や【順位】が入ることは珍しくありません。このようなパーツが入った場合でも、文字の大きさの原則は変わりません。
原則に則った上で、【大会名】は【主文】よりやや小さめ、【順位】は受者名と同じ大きさで書きます。
また、文字数によっても文字の大きさは変わることがあります。