原稿|賞状の書き方 横書き編

賞状を作る際に、まずやらなくてはいけない事は、原稿を作成する事です。原稿は、自分で考るだけではなく、他の人に依頼される事もあるでしょう。いずれにせよ、賞状に見合うように原稿を検証する作業を行います。

 

横書き賞状の原稿の見本

 

基本ルールに当てはめる

 

賞状には幾つかの基本ルールがあります。また、美しく見せる為のコツもいくつかあります。自分で原稿を考える場合は、そのあたりも考慮し、依頼された原稿であれば、原稿の意図を崩さない程度に検証していきます。

 

賞状のルール・コツの例
  • 標準的な文字数は90~120程度
  • 文章の区切りは少なく抑える
  • 句読点を付けない
  • 敬称の確認
  • 横書き賞状の数字はアラビア数字

 

これらルールやコツを考慮に入れ、賞状の原稿を検証し、必要であれば修正を加えていきます。しかし、ルールやコツに当てはまらない事も、こだわりがあったり、依頼主の希望があれば、それを尊重します。ルールやコツに縛られすぎる必要はありません。

 

レイアウトを考える

 

原稿の検証は、まず【表題】【受者名】【主文】【日付】【贈者名】をハッキリさせる事から始まります。これらは賞状の大基本のパーツで、骨格となります。

 

改行

 

基本的なパーツがハッキリしたら、主文の改行を考えていきます。まず、主文の句読点を外し、文字数を見ていきます。【A3】【横書き】【枠有】賞状の場合、行数は4~7行、1行あたり14~16文字程度が一般的です。行数が7行、8行・・・、と増えると文字数が17文字、18文字・・・、と増えると考えます。

 

受賞者に必要な行数(所属等の有無)、贈者名に必要な行数を考慮に入れ、全体のバランスを考えながら主文の行数と改行を決めていきます。

 

横書き賞状の割付を考える

 

レイアウトの数値を計算

 

パーツの配置と主文の改行が決まったら、レイアウトに必要な細かな数値を計算していきます。余白、それぞれのパーツの文字の大きさを、賞状全体のバランスを考慮し計算します。

 

横書き賞状のレイアウトを計算する

 

縦の幅の数値が決定したら、賞状をコピーした用紙にレイアウトの線を書きあげていきます。