表題が表彰状、受者1行・主文6行・贈者1行。比較的オーソドックスな縦書き賞状の書き方をご初会します。合計10行なので、全体的にゆったりと書くことができ、専門知識が無くても書くことが可能です。
縦書き賞状の中でも受賞者が2名の場合の書き方です。受賞者以外はオーソドックスな場合を例にとり解説いたします。
表題は『表彰状』、主文は『よって~』で改行の2文、贈者は1行。受賞者が2名(2団体)という事以外はいたって標準的な賞状です。
受賞者が2名(2団体)ということは珍しいことです。一般的にはそれぞれに賞状を作り渡すようになります。ただ、どうしても両方の名称を入れたい場合に複数名を入れることがあります。
今回の場合、受賞者は2団体ですが、同じ賞状を2枚作って、それぞれに贈呈することになります。同じ内容ですが、受賞者は左右入れ替えておきます。
そして、右側に渡す人(団体)の名前にします。
個人名が複数入る場合、共同研究などの場合もあります。
共同研究で受賞者に上位下位の関係がある場合は、右を上位者として左に書き足していきます。対等の場合は、賞状を受け取る人を右に書くようにします。
文字の大きさは同じです。また書き出し位置も同じ高さに合わせます。文字数が少ない場合は表題『表彰状』に揃えるか、表の文字よりも下からかき出した方が良いでしょう。
文字数が多い場合は主文の書き出し位置よりも5㎜以上下からかき出した方が良いでしょう。更に、文字数が多い場合は、受者の文字の大きさを小さくする工夫が必要になります。
受者2名は意外に珍しいので、レイアウトに迷うこともあるかもしれません。レイアウトを間違えると一気にバランスを崩してしまうのでご注意ください。