横書き賞状の基本は縦書き賞状と同じなのですが、若干注意すべき点があります。横書き賞状の基本と、賞名・学校名・学年が入る場合の書き方をご紹介します。
文字数は107文字、全体で12行の横書き賞状です。受者部分に賞名・学校名・学年・名前があり、レイアウトに工夫が必要ですが、それ以外は難しくは無いでしょう。
主文は5行で1つの文章から成り立っています。賞状の主文は1~2文が最も収まりが良いので、その原則にかなっています。
仮に2文にするなら『成績を収めました』改行『よってこれを賞します』となります。
日付に注意すべき点はありません。ただし、横書き賞の基本はアラビア数字で書くことです。
贈者は所属・肩書・名前で成り立っています。これもいたって標準的な書き方なので、セオリー通りに書けば大丈夫です。
ポイントはやはり受者部分になります。文字の大きさ、それぞれの間隔、書き出し位置、書き終わり位置をしっかりと計算します。
賞名の書き出し位置は主文と同じです。仮に学校名が無かったら5㎜ほど右にずらすことも考えられます。しかし、学校名が入り学校名の文字数も多いので、賞名と主文の書き出し位置は同じにしています。文字の大きさは名前と同じになります。
学校名は賞名より1文字程度右から書き出します。文字の大きさは日付よりも若干大きいくらいになります。
学年は学校名よりさらに1文字程度右から書き出します。『第5学年』なので肩書の扱いとなり、名前の前に付けていますが、これが『5年』だけなら学校名の後に付けることになります。
名前はしっかり大きさを出して書きますが、名前だけの場合よりも書くスペースが狭くなります。書き終わり位置は主文の右端から1文字程度左です。これは横書き賞状全てのセオリーになります。
決して難しい賞状ではありませんが、賞状に慣れていない人には簡単では無いでしょう。横書き賞状のセオリーに沿って計算すればすっきりとしたレイアウトになります。ぜひ横書き賞状にも挑戦してみてください。