横書きの賞状の中でも、最も一般的な【A3】【枠有】を例にとって、基本的な配置から書き方の解説をしていきます。
縦書き賞状の場合、賞状を贈呈する贈者名の書き方を説明します。また贈者名の肩書や会社名などの所属の書き方についても紹介します。
横書き賞状の【贈者名】は、【日付】の下、横書き賞状の最も下に配置されます。左側の書き出しは、少し知識が必要です。
書き出しは、【主文】の最後の行の書き出しの幅の中心、【日付】の書き出しの幅の中心を結んだ延長線上、【贈者名】の中心を通る点が、書き出しになります。
右端の書き終りは、25~30mm程度の余白を取れる場所が一般的です。この余白は落款の大きさにも左右されるので、【贈者名】が複数いる場合は、特に注意した方が良いです。
【贈者名】の文字の大きさは、【受者名】に次いで大きな文字となり、【主文】よりも大きくなります。賞状全体の文字数によっては、【贈者名】と【受者名】、【贈者名】と【主文】が同じ大きさになる事もあります。
会社名や組織名などの所属がある場合、【贈者名】の上に書きます。所属の書き出しは、【主文】【日付】【贈者名】に倣います。つまり、所属がある場合は、【贈者名】の書き出しは少し右に寄ります。
肩書は【贈者名】の左側に小さな文字で書きます。肩書の文字数が多くなる場合、例えば「代表取締役社長」「取締役兼CEO」など、肩書は2行や3行で書く事もあります。