コンクール名と賞名が入る横書き賞状の書き方

受者側にコンクール名と賞名が入る場合の横書き賞状の書き方をご紹介します。受者側に少し工夫が必要ですが、全体としてはオーソドックスな賞状となります。

 

コンクール名と賞名が入る賞状|横書き賞状の見本画像~賞状の書き方.com

 

賞状全体で128文字、10行の横書き賞状です。コンクール名と賞名が入りますが、全体的には標準的な賞状と言えます。

 

まずは、各パーツの名称をおさらいしていきます。

 

※横書き賞状のパーツの名称の説明

 

表題
大会名(コンクール名)
賞名
受者名
主文
日付
贈者名

 

賞状技法士や賞状書士など、団体によって呼び方は違うかもしれませんが、標準的には以上のような呼び方をしています。

 

 

※受者側のコンクール名と賞名の書き方

 

今回の賞状の最大の山場はコンクール名と賞名の書き方です。賞名が『優勝』と2文字なので、名前の前に書くことが可能なので2行に納めます。

 

賞名が4文字以上になった場合は、名前と同じ行というわけにもいかないので改行します。

 

コンクール名は書き出しが主文と同じです。※主文は賞状全体の左右の幅の基準になります。書き終わりは受者名よりも右にならないように注意します。

 

賞名(優勝)はコンクール名よりも1文字程度右から書き始めます。名前と区別できるように若干スペースに変化を加えます。

 

 

※横書き賞状の主文の書き方について

 

主文は2つの文章から成り立つのが標準的です。前半が受者の行いや功績について、後半は賞状を贈る理由についてです。

 

今回の賞状は後半部分に激励の文章が来ています。これもアリです。

 

主文は2文が標準的で、段落も1つだけがセオリーです。仮に3文や4文になっても段落は1つにします。

 

 

※横書き賞状の主文・日付・贈者の書き出し位置

 

横書き賞状に限らず、縦書き賞状も共通の主文・日付・贈者の書き出し位置の決め方です。

 

日付の書き出しは主文の書き出しよりも1文字程度右になります。そして主文の書き出しの中心線から日付の書き出しの中心線を結んだ延長線上に贈者の書き出しの中心が来ます。

 

A3賞状の場合、日付は幅が100~110㎜と決まっています。

 

贈者は所属名と贈者名の2行になっていますが、書き位置は前述したとおりです。書き終わりは所属名が贈者名よりも右にならないようにします。

 

印鑑は名前と中心を合わせ、触れる程度が最もバランスよく見えるでしょう。印鑑は所属名と重ならないようにします。

 

 

コンクール名と賞名がありますが、比較的標準的な横書き賞状の書き方を解説しました。ただ、縦書きよりは若干難易度が高いと思います。

 

ご自身で賞状を作る際の参考にしてください。