受者に生年月日が入る修了証の書き方~贈者2名で難易度アップ

賞状の中でも修了証の割合は比較的高いと言えます。また、修了証を横書き賞状にすることも多いです。修了証には証書番号や生年月日が入るという特徴も踏まえ、横書きの終了証の書き方をご紹介します。

 

受者に生年月日が入る修了証|横書き賞状の見本画像~賞状の書き方.com

 

全体の文字数が96文字、全体の行数が11行と、数字だけを見ると難しそうではありませんが、証書番号・生年月日が入り、更に贈者が2名で、片方にだけ所属名が入るという、とても複雑な横書き賞状です。

 

主文の内容はごく普通の内容で3行しかないので難しいことはありません。以下、受者部分と贈者部分を解説していきます。

 

※証書番号が入った横書き修了証の書き方

 

縦書きでも横書きでも賞状の証書番号が入る位置はだいたい決まっています。枠模様からの空間や番号と表題(修了証)までの空間は決まりのとおりに空けます。

 

証書番号の文字の大きさは生年月日や日付と同じ程度です。賞状全体では最も小さな文字になります。

 

名前と生年月日は一つのユニットとして考えます。そのために名前と生年月日の間は5~4㎜程度で十分です。

 

書き出し位置と書き終わり位置は、生年月日の1文字分平行移動しているだけです。書くための横幅は同じなので難しく考える必要はありません。

 

※横書き修了証の贈者2名の書き方

 

贈者が2名いる場合、それぞれの書き出し位置を揃えます。今回は①が肩書、②が所属が書き出しになるので揃えます。

 

ただ、名前の書き出しは揃えたいので、②の肩書の『医療保健学部部長』を書くスペースが狭くなり注意が必要です。

 

①は1行、②は2行なので、それぞれの空間は1~2㎜程度変化を付けます。①と②の空間の方が若干広くなるということです。

 

印については、②に所属がある分、難しく考える必要はありません。仮に印のサイズが大きい場合は、印のサイズをもとにレイアウトを考える必要があります。

 

 

 

以上が簡単な解説ですが、簡単と言いつつ複雑に感じる事でしょう。贈者が複数の終了証は珍しいので、このような例は滅多にないでしょう。

 

ただ、証書番号や生年月日が入るだけでもレイアウトの難易度はアップします。簡単なことではないので、難しいと感じたらプロ筆耕士にご依頼ください。