名前と敬称について

賞状の受者名を書く際のルールとコツ、受賞者名の敬称についても解説します。

 

名前と敬称|賞状の書き方

 

 

受者名について

 

受者名は賞状の中でも最重要パーツと言えます。賞状を贈る対象の名前を入れる訳ですから、誤字脱字は特に気を付けます。賞状の中で、しっかりと主張するように、表題に次いで大きく太い文字で書きあげます。

 

受者名の左右の余白は少し広めにとります。余白をしっかりと取る事により、受者名が目立つようになります。また、賞状全体としても整然とした印象になります。

 

敬称は付けるのか

名前と敬称

 

受者名に敬称を付けるかどうかを考えます。表彰状や感謝状は、受者を讃えたり、感謝の意を伝えるモノであるので、一般的には『殿』を付けます。

 

組織の中の上位の者が贈る場合は、敬称を付けない事が原則です。例えば、会社の社長が贈者の場合、官庁であれば大臣が贈者の場合、敬称はつけません。

 

しかし、近年では一般と同じように『殿』を付ける事が増えています。これは、時代の変化と共に、組織の在り方や、立場の考え方が多様になってきている事が原因と考えられます。特に地方自治体や民間組織の場合は敬称を付ける傾向があります。

 

また、卒業証書・認定証・免許証などには原則として敬称はつけません。

 

敬称は『殿』?『様』?

 

受者名に付ける際の適切な敬称を考えます。敬称は『殿』が一般的で、『様』はあまり見かけません。実績を表彰する際、感謝の意を送る際、それぞれ『殿』を付けます。また、立場の上下を超えて『殿』を使用します。

 

それでも、受者をとても重要と考えた場合、『様』を付ける事もあります。例えば、企業が取引先や協力機関などに送る場合は『様』を使う事もあります。