縦書きの賞状の書き方、表題・受者名・主文・日付・贈者名の配置を解説します。全体のバランスを見ながら文字の配置を考えていきます。
賞状の受者名、つまり受け取る方の名前の書き方です。賞状と言っても「賞状」「表彰状」「感謝状」「免状」「卒業証書」など様々です。それぞれの受者名の書き方を説明します。
地の線から11mm上がった線から、更に主文1文字分余白を取った位置から、上に10~11mmの位置に書きます。「殿」や「様」等の敬称が付く場合は11mm、敬称が付かない場合は10mmと考えます。
賞状の敬称は「殿」が一般的です。状況によっては「様」や「先生」などを使う場合もあります。敬称が付かない賞状とは、主に「免状」「卒業証書」「修了証」などの場合です。
受者名の左右の余白は均等に取り、それぞれ広めにとった方がすっきりと見えます。広めにとる事によって、受者名が目立って見えるようになります。
受者名の文字の大きさは、表題よりも小さく、主文よりも大きく書きます。賞状全体としては、表題に次いで2番目の大きさとなります。
仮に受者名が2名以上の連名となる場合、文字を小さく書く必要があります。この場合は主文と同等程度の大きさになる事があります。