縦書きの賞状の書き方、表題・受者名・主文・日付・贈者名の配置を解説します。全体のバランスを見ながら文字の配置を考えていきます。
賞状の表題は、賞状の顔ともいえる重要なパーツです。堂々とした表題が書かれていると、賞状全体も堂々と見えます。他のパーツ以上に、表題は意識したいパーツです。
表題は天から11mm下った線から、25~30mm下から書きはじめます。30mm位の余白が標準的で、仮に「○○賞」「第○位」や「○○コンテスト」等が表題の左側に入る場合などは、全体のバランスを見ながら25mm程度に近付けたりします。
下側の余白は、地の線から11mm上がった線まで、60~70mm程度空けます。例えば、「表彰状」「感謝状」など3文字の場合は60mm程度、「賞状」など2文字の場合は70mm程度空けると考えます。
表題の右側の余白はタップリとります。余白はタップリと取った方が全体的に美しく見え、逆に余白が少ないと賞状全体が緩んで見えます。また、表題右側の余白は、贈者名の左側の余白と均等になります。
書体は楷書体で書く事が一般的です。表題は、賞状の顔ともいえるパーツですので、最も大きく・太く・堂々と書き上げます。他のパーツの文字が貧弱でも、表題の文字さえ堂々としていれば、賞状全体が締まります。それほど、表題の印象は強く出ます。