賞状を書くプロを目指す方へ~賞状を書く技術を習得するには?

賞状を書くプロになるためには専門の知識と技術が必要になります。賞状の知識と技術は独学で学ぶには資料が少なすぎます。では、どうしたらいいのか?をご紹介していきます。

 

賞状を書くプロを目指す方へ~賞状を書く技術を習得するには?

 

書籍が無い!

 

賞状を書く技術をまとめた書籍はあまりありません。最もよくできた書籍は、賞状技法士の教本としても使われる『賞状の書き方』です。しかし、賞状を書くための導入部分しか書かれていません。

 

インターネット上でも公開しているサイトはありますが、当サイトがダントツで詳しいです。しかし、やはり当サイトでもプロになれるほどの技術は習得できません。

 

なぜ、書籍や情報が少ないかというと、賞状を書く技術や知識はとても複雑だからです。書籍には収まりきらないのです。また、実際に自分で書きながらでないと覚えることは困難です。

 

手段は専門講座

 

独学では困難な賞状の技術は、やはり専門講座で学ぶしか、今のところ手段はありません。賞状の講座はユーキャン・がくぶん・たのまなが有名です。他にもありますが、まずこの3講座を考えた方が無難でしょう。

 

賞状筆耕通信講座比較

 

これら賞状の専門講座ですが、もしプロになりたいのなら内容をすべて習得することが大前提となります。

 

シッカリとカリキュラムをこなして練習すれば必ず習得できるので、淡々と消化して自分の体に吸収させていきましょう。

 

賞状を書くプロを目指す方へ~賞状を書く技術を習得するには?

 

プロになるための学習期間

 

『賞状技法士』の講座を受け始めて、どのくらいの期間があればプロになれるのでしょうか?当然、1~2日でプロになれるはずもありません。現実的な期間をご紹介します。

 

プロになれるということは、『細字の技術』『賞状レイアウトの技術』この二つがプロレベルに達しているという事になります。もともと高い細字の技術を持っているのなら早いでしょうし、完全な素人であればそれなりの時間がかかるでしょう。

 

僕の場合、書道歴は小学6年間+高校の芸術授業程度でした。そこからさらに20年弱のブランクを空けて『賞状技法士』を受講しています。そして受講から4年くらいたったのちに筆耕コムをオープンしています。

 

もし、シッカリした書道歴があれば1~2年でプロになれるのでは?と思います。逆に書道の素人であれば4~5年はかかると思います。※当然、日々の練習に寄りますが。

 

 

日々の練習量について

 

賞状のプロになるための日々の練習量ですが、練習時間が長ければ良いということもありません。漠然と書いていても仕方が無いので、目標をもって集中して練習することが大切です。

 

上達速度は人それぞれです。でも、誰だって早く上達したいですよね。上達できる人はいったいどのような練習をしているのででしょうか?

 

上達速度の速い人の多くは分析力に優れ、文字を図形的・科学的にとらえている傾向があります。特に賞状は楷書で書くので、非常に効率的なのです。

 

図形的・科学的というのは、お手本を見た場合に「始筆の場所は?偏と旁の関係は?左払いの長さは?左右の重心は?0・・・」このように文字を細かく見て、法則を作り上げていくことです。理系脳なんて言い方もします。

 

文字の法則を理解していると、その日の調子によって文字のバランスが崩れることが少なくなります。法則通りに書いていれば、大きな失敗は起こらないのです。

 

実用書道の最たる賞状にとって、これは大きな武器になります。常に安定した賞状を書くことができるということなので。

 

図形的・科学的にマスターしていくためには、僕然と書いていても意味がありません。1文字1文字に集中して法則を自分の物にしていった方が、日々の練習時間が少なくても結果として習得は早くなります。

 

練習時間は少なくても、理想は毎日行った方が良いです。毎日が無理なら週六日、週六日が無理なら週五日・・・。といった具合に、自分に可能な練習時間を確保して実践します。

 

どうしても、仕事・家事・育児・・・などがあり、練習時間の確保は難しいかもしれません。もし、筆が持てなければ筆ペンでも鉛筆でも構いませんので、すこしでも練習していきましょう。

 

自分の情熱がそのまま上達への近道になるので、自分で律するしかありません。

 

賞状を書くプロを目指す方へ~賞状を書く技術を習得するには?

 

楽しめる人は強い

 

賞状の技術は、技術の研鑽と知識の習得が必要ですが、普通の人にとって学習はつらく大変なものと思われがちです。しかし、学習することによって自分の目標に近づくことになります。これって楽しくないですか?

 

学習を楽しみに変えることができる人は、やっぱり上達は早いですし、プロになる可能性が高くなります。

 

苦しい事なんて嫌じゃないですか?人間ストレスが最大の敵なので、ストレスになる苦しみなんて避けた方が良いのです。

 

学ぶことは楽しい事!心の中で繰り返し勧化ていると、脳内変換して自己洗脳してくれます。いつも楽しいと心掛けて練習してみましょう。