賞状筆耕のお仕事で、実際に使っている【墨汁】と【墨】をご紹介します。書道には無くてはならない【墨】ですが、たくさん書かなくてはいけないので、【墨】よりも【墨汁】を多用しています。また、【墨汁】も2種類使っています。
毛筆で賞状を書く為に絶対に必要なのが『筆』です。賞状は基本細字なので、小筆を使いますが、小筆選ぶ際は穂先が効いているかがポイントです。それでは、実際に愛用している筆をご紹介します。
実際に賞状筆耕で使っている筆は、『選毫円健 (せんごうえんけん)』という唐筆です。唐筆とは中国産の筆という意味です。選毫円健は細筆ではメジャーな筆で、選毫円健の中でも産地が違ったり、サイズも幾つかバリエーションがあります。
何故、唐筆の選毫円健を使っているのかというと、コストが安いからです。小筆は基本的に消耗品です。僕の場合は1週間で1本消費しているので、安くてソコソコの性能を発揮してくれる選毫円健を使っています。
唐筆の選毫円健ですが、仕事でドンドン使うので、普段は5本~10本とまとめ買いをしています。今はネット通販で簡単に手に入るので本当に助かります。ちなみにサイズですが、『特大>大>中>小』の中の『大』を使っています。他のサイズも一応用意はしています。
コストが安いから唐筆を使っているのですが、実は国産の筆の方が性能は遥かに高いです。国産の写経筆やかな用の筆を愛用している職人さんもいます。自分のベストの筆を探すのもなかなか楽しいものです。僕もいろいろ試していますが、皆さんも自分に最適な1本を見つけてみて下さい。