改行について

賞状を美しく見せる為に改行はとても大切です。改行をする時のコツと基本ルール、主文をきれいに見せる為のコツなど、賞状の主文(本文)を書く際に注意すべき点をご紹介します。

 

 

主文の文字数

 

賞状の主文について、1行の文字数は14文字が標準と言われています。だいたい12文字~20文字の中に納まります。

 

※『認定証』等、全体の文字が少ない場合、1行12文字以下もあります。
※手紙風の賞状で、全体の文字数が多い場合、1行20文字以上もあります。

 

賞状のレイアウトを考える場合、主文は1文字12~20文字で収まるように考えます。そして、主文内の1行は同じ文字数、もしくは同じくらいの文字数になるように考えます。

 

つまり、主文の文字数が70文字で、5行に書こうと思ったら『70÷5=14』となり、14文字前後で考えれば良いと言う訳です。(※あくまで基本的な考え方です。)

 

主文の句読点は?

 

賞状の句読点はどうするのか?結構悩まれる人がいますが、基本的に『賞状は句読点を付けません』。基本的にと言ったのは、ごくまれに句読点を付ける賞状があるからです。

 

もし、プロの筆耕士であれば、ご依頼主の意向を可能な限りくみ取る必要があります。ご依頼主が「句読点を付けて」と希望されるなら、句読点を付けた賞状を作ります。

 

とまあ、句読点を付ける賞状もありますが、これはイレギュラーなので、一般的には『句読点は無し』で大丈夫です。

 

主文の改行

 

それでは、主文を改行する際の基本ルールをご紹介します。

 

単語内で改行しない
【は・へ・と】が文頭に来ない

 

主文を考える方法

 

主文を考える場合、まずだいたい決めた1行の文字数に沿って、仮に改行してみます。そして、『単語内で改行しない』『が・の・に・を等の助詞が文頭に来ない』を考慮して調節していきます。

 

1行の文字数を14文字前後と決めたら、誤差は2文字程度で考えていきます。つまり、少ない行で12文字、多い行で16文字ですね。これに当てはまらないようなら、『が・の・に・を等の助詞が文頭に来ない』を妥協して、助詞が文頭に来るようにします。

 

それでも、まだまだ当てはまらなかったら、『単語内で改行しない』を妥協するのですが、これはできるだけ避けてください。3文字以内の単語の改行は避けましょう。

 

といっても、1行14文字で考えた場合、(できるだけ14文字に揃った方が良いですが、)12文字~16文字と幅があるので、収まらない事はほぼないと思います。お試しください♪