縦書きの賞状の書き方、表題・受者名・主文・日付・贈者名の配置を解説します。全体のバランスを見ながら文字の配置を考えていきます。
賞状を書く際は下書きが必要です。レイアウトの線引きが完了したら、原稿を写す下書きの作業を行います。下書きを行う事で、全体のバランスを確認する事ができます。
レイアウトの線引きが済んだ段階で、コピーを取り、コピーした方に下書きをすると書き直しの作業が楽になるので、効率的です。
下書きは4B等の柔らかく濃い鉛筆で、左側から書いていきます。毛筆でも同じことですが、賞状は基本的に左側から書いていきます。
特に主文に言える事ですが、漢字は大き目、平仮名は小さ目に書くと、賞状全体にメリハリがつき、美しく仕上がります。また、各行の最初の1文字を大きめに書く事もポイントです。最初の文字が小さいと、行全体が貧弱に見えてしまいます。
下書きをすると、1行の収まりが悪かったりしても、消しゴムで消して修正が効きます。レイアウトしたらすぐに毛筆ではなく、一度下書きの作業を入れる事をお勧めします。